トランプ政権の目指す幸せを日本は理解しているのか
新潟に帰りたい@出稼ぎブロガーです
政治がめざす幸せ感覚を果たして、我々が理解しているのかが疑問です。
政策論争、政策理解という前に、その政権がどういう幸せを目指しているのか
をトランプ政権を元に考えてみたいです。
トランプ政権は70年代の第二次産業主体の産業構造での幸せを目指している
工場労働者などから支持を得て強いアメリカを目指して当選したトランプ氏。
製造業の復権なんでしょうね。もちろん産業構造の高度化は第二次産業から第三次産
業へのサービス化は止まらないわけですが、あの頃は幸せだったと僕も思う。
日本でも、地域に工場があって、中国への工場移転などもなかったから、地域で経済
が回っていましたね。みんな、地元で働いて朝9時から夜は6時まで働いて、その
あとで帰宅して、家族団らんでの食事ができたし、家族にはゆとりがあった。
ボーナスも普通にでたし、過労死もなかった。勉強は土曜まで授業で、ゆとりでは
なかったけど、大学に行けば奨学金返済で苦しむことは考えなくてもよかった。
団塊の世代は競争が激しいとはいえ、上記のバックボーンの上での競争だから、現在
のグローバリズムの競争よりは、所詮は予選の競技だったように感じている。
そのような第二次産業がリーディングセクターとなる経済社会。これをトランプ政権
は目指していると思う。
繰り返すが、このイメージをうまく戦略に使って当選したように思う。
日本でなぜ、このような幸せイメージを出す政党がいないのか
日本で、なぜこのイメージをだすことがないのか考えてみた
- 首相が東京出身であること
今の安倍首相も選挙区は山口だけど、2世だから東京での生活が長いはずだし、
小泉前首相だって横須賀だから似たようなものだろう。
彼らに古き良き時代を語ることができないのだ。
そもそも、地方の工場地帯の豊かな70~80年代前半を理解できないんだと思って
いる。
イメージ戦略ができないので、キーワードでの戦略(都民ファーストとかね)しか
できないのなど思う。
地方出身で、地方・東京の両方を知っている政治家がおそらくこれから活躍すること
になるのではないだろうか。
僕が大学時代にきいた話だと、社員の転勤で関東だけではなく、地方特に日本海側に
転勤経験がある人間が出世すると。
つまり、日本全体をイメージできることになるのだと思う。マーケティング調査も大事
だけれど、「肌感覚」は容易には養うことはできないのだと思っている。
これからは「幸せイメージ」いかに提示できるかがカギになると僕は思っている。