地方でコンサル業は食っていけるか(実験)
週末は新潟で、付き合いのあるソフトハウスと打合せでした。
スマホアプリの開発のお話などさせてもらいましたが、
現在動いているお客様の環境を部分的にクラウド化すること
についてのコンサルを依頼された。
地方でのコンサルをすることについての、注意点と
ポイントを考えてみた。
1.地方のコンサルはなにが違うのか
私は生産管理のコンサルを東京で、6ヶ月であるがいわゆるコンサル会社出身の方をやった経験がある。もう7年前であるが、ネックとなる工程の洗い出しと、改善方法、メリット、コスト、工程などいわゆる上流工程という位置付けだったように思います。私は新潟でシステム開発しかしたことがありませんでしたから、その仕事のやり方に衝撃を受けたとともに、新たなものを作るというドキドキを覚えたものです。地方では、なかなかこういう大規模開発もないし本社機構でシステムに大きなお金をかけるという会社もありませんからね。地方にコンサルは開発ではなく、改修、部分開発についての小さな部分が中心だと思います。ただ、スマホ、タブレットでの入力・運用をいれることにより、データをクラウド化するとか、セキュリティとか、もちろん、実績入力を外部端末にするということについてのインフラ環境のコンサルタントの需要があると思います。上流工程というよりは、開発・改修寄りのコンサルです。そうなると、必要なのは「開発経験」ですね。開発を上位から俯瞰する立ち位置でしょう。
2.ユーザ層はどこをターゲットなのか
ズバリ、中小規模の生産工場、新潟などは地場産業でもこういう会社は多いですから(建設、食品)、しかも、あまりお金はかけたくない、システム部のような存在はないから、「相談」にのってほしい。そして、そのあとで開発に参画してほしい。というのがユーザの本音です。今は、なんらかのソフトウェアが入っていない会社は存在しないですから、「隙間」はあるのではないでしょうか
3.気になる報酬は
コンサル単体では、そう多く望めないでしょう。せいぜい、1人月新潟の1人月は今や40万以下でしょうからここであまり利益は望めないかなと。その先の開発、運用、追加開発を睨んで深くかかわっていく姿勢が必要でしょう。