ちょっと今から高校やめてくる、もとい 仕事やめてくる
「なにかをやめることもはじめることです。」
山の手線の広告に見入ることもおおくなりました
日本の社会、離婚率の上昇、ブラック企業の存在、働き方改革など、いままでこだわってきたものに連綿としがみついていくことがいいのだろうかという意識がでているのかと思います。
私の叔父は団塊の世代、会社にしがみついていることで共同体意識も得ることができて、なんだかんだで幸せになったというものだから、就職した会社には3年は頑張れ!ということを言っていたかと思います。
しかし、世の中には悪い会社っていうのもあって、人を過労死に追い込むわ、残業代を支払わないわっていうブラック企業っていうのもあるんだなってことがようやく理解されてきたと思います。
結婚についてもこの離婚率の上昇は、いわゆる成長率の継続した上昇、それとリンクした終身雇用制が崩壊したことに伴うもので、それこそ団塊の世代の暗黙のバックボーンだったのでしょう。
この平成の世の中で、ようやく私の叔父も現実が理解できたようです。
いやなことは、やめたっていいんです。自分という資産が活きる場所はそこではない。
ということで 映画『ちょっと今から仕事やめてくる』です。
僕個人としては、「ちょっと今から高校やめてくる」っていう状況だったんですけどね。
僕も多くのIT企業を辞めてきましたし、辞めさせられてきました。
いまから思うと、自分の実力がなかったなと思うこともありますが、そうでないこともありました。
でも、辞めてもなんとかなるということ、特に自分がやりたいこと、ワクワクすることがあればなおさらなんとかなるということが感覚的にわかります。
きっとそれって、自分の「理性が判断していることではなく、感情をふくめた脳を含んだ自分の「肉体」が判断していることなんだから。
文庫本よみましたが、苦しんだことも無駄ではなく最終的には自分の居場所をみつけるための一つの過程だったということが理解できました。
できればその過程はなるべく短いほうがいいということでしょうか。
映画は今日から公開、来週には見に行きたいです。