ニアショアでは落ち着いた仕事ができない
新潟に帰りたい@出稼ぎブロガーです
今は、とりあえず青山で企業の運用・開発をやっていますが、その仕事場で北海道
出身の人と話をすることが多くなりました。
そのなかで気がついたことで、まとめてみました。
ニアショアでは、長い仕事ができない
ニアショアってのは
ニアショアとは、開発業務を部分的もしくは全部を、比較的近い距離の場所にある企業に外注することをいいます。海外にある企業などへ外注する「オフショア」と比べて、近距離での外注なので「ニアショア」と呼ばれています。
ニアショアの対象になるのは国内の地方都市です。ニアショアでは、首都圏の企業と比較して安価で外注することができるだけではなく、オフショアのように言葉の壁といったデメリットがないのもポイントです。
ニアショアを上手に活用することで、コストを削減し自社のリソースが不足していても、複数のプロジェクトを円滑に進めることが可能になります。
といわれていますが、これはどちらかというと企業側からの立ち位置ですね。
あと、地方自治体も税収アップになることのメリットに注視しているので、同じです。
ただ、それはあくまでも、働く人以外の視点です。
働く人からしたら、仕事の内容の起点が発注元ですから、仕事の内容が変わることも
あります。安定した仕事が供給されるということは、技術スキルも積み重ねができて
スキルもアップしていくっていうことですからね。
私の経験ですが、VC++でのクライアントサーバーの仕事をやってきたのに、
市役所の税の仕事で汎用機の仕事にかかわることになったりしました。
当時は、それがITの世界かと思っていましたが、そんなことはないですね。
東京にきてわかったのは、ひとつのスキルで長い間たべていけるということです。
必要とされる技術スキルがコロコロかわるのは厳しいですよ。ひとつのプロジェクト
が終わるたびに、転職するようなものですよ。
安定して、長く仕事をするにはニアショアでは無理
そもそも仕事ってどういうものでしょうか?
最初はできなくても、積み重ねて行って成果が出て、周りの人の助けにもなって
いくことができて、結果として収入もあがるってことですよね。
ニアショアだと、1つプロジェクト単位でスキルが変わると、そのたびに勉強しなおし
するってことですよね。これは厳しい。
ITはドックイヤーの業界といわれていますけど、必要とされるスキルもドッグイヤー
みたいです。そうなると、そこで働く人も同様に浪費されて、ドッグイヤーのように
消耗されてしまいますよ。若いうちはいいけど、だれでも年取りますからね。
もちろん、こんな働き方でも向く人もいますけどね。
技術の細分化が拍車をかける
ニアショアでも、どの仕事でも同じスキル(同じOS,同じDB、同じ言語など)
ならいいですが、WInありLinuxあり、そもそもWeb系、汎用機とか、言語にいたっては
もう乱立してます。ニアショアは、何がくるかわかりませんから。
私にはニアショアは無理かな
そうかんがえると、落ち着いた環境で日々のスキルの積み重ねができない仕事は
私には適応できないですね。
私のメンタルの病もそこが原因だったように思います。ニアショアという言葉が先行
してますが、背景をよく考える必要があるでしょう。
そもそもニアショアで仕事を受けるほうは、まず収益ありき!っていう会社が多いで
すよ。仕事もスキルも、人も回転させていく。きこえはいいですが、消費していく
、それがニアショアで仕事をうけて働くっていうことです。