仕事が合わないと考えている人のブログ

本業が限りなく不向きな男が綴る本音

フリーランスの父より息子におくる30通への手紙を書いてみようかな 第1通

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新潟に帰りたい@出稼ぎブロガーです

僕の長男は大学3年生です。山形県鶴岡市にいます。大学院に行くといっていますが、社会人として旅立つのも近いのではないかと思います。

昨今の就職状況は人手不足ということもあり、就職は好調のようですが、NHKの連続テレビ小説の「ひよっこ」をみているとわかりますが、主人公の勤めるトランジスタラジオを製造工場は倒産します。それは、東京オリンピックの後におきた不況だったのです。オリンピックに沸いてはいましたが、その建設ラッシュなどの需要の先取りをした結果、供給過剰になったということでした。

鑑みると、現在もオリンピック景気みたいなもので、2010年のオリンピックが終わったら不景気になるのではないかと思うのです。なぜなら、資本主義社会は景気変動が起きるのが常だからです。(僕の大学では景気変動論が講義にありましたよ)

ということで

第一通 自分に自然な道を

君は大学院に行くことも考えているということをこの前、鶴岡で酒を飲みながらきいた。子供の頃から芯が強いところがあった君のことであるから、決断は変わらないと思う。

決断するということは、なにか思い切ってというような感じもあるが、そんなことはないと思っている。大学で理論を学んでいるかとは思うが、自分という人間の道を歩むということについては、頭ではなく身体で考えるようにしてもらいたい。とかく、頭だけで考えたものは長い時間みるとうまくいったためしはない。計画経済の名の下に統制を行おうとした社会主義は失敗に終わっているし、

知らないとは思うが、日本の学生運動も理論に溺れるあまり成果がない道をたどって今日に至っている。

自分の進路については、よく自分で決めろとはいうが、自分という存在もあてにならないものだから、僕が自分の経験から思うと、時間をかけて友人や教授や先輩とかかわりを多々もつことで自分の中の「正解」がひきだされていくようだ。

自分は大学院にいくからと自分という存在を狭めるのではなく、就活もどんなものかみてほしいし、公務員もどんなものか試験問題なんかもみてほしい。(お母さんからむりやり教職をとらされたからわかってはいるかとは思うが)

何度もいうが正解なんかは自分の中からすんなり出てくるもんではなく、いろんなかかわりの中から自分から引き出されるものらしい。

それまで「自然」と待てばいい、そうすれば、おのずと「自分に自然な」道が出てくるはずだから。

歳をかさねると、なかなか「自分に自然」なものがみえてこない、家族、地域、仕事などのしがらみがでてくるからだろう。しがらみのない若い時期にこそ、みえてくるもの引き出されるものがあるようだ。