仕事が合わないと考えている人のブログ

本業が限りなく不向きな男が綴る本音

ゼロ免学科がなくなるのは文化の退廃だ。♪I BELIEVE

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僕は朝は東武東上線→山手線→総武線とのりついで通勤しています。毎日radikoプレミアムで故郷の放送をきいています。

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そのなかで今日はオチ付け!ニッポン!(新潟国際情報大学、越智教授と討論)は木曜のコーナーを聴いていました。JASRAC音楽教室から使用料徴収についてお話されていました。

音楽教室はその曲を題材に技量をあがるのを目的としているもので、娯楽として音楽を聴いているものとは異なる。

そこに課税のごとく使用量を聴取するのは文化の退廃を招く

 

と述べられていました。さらに国立大学のゼロ免(大学の教員養成系教育学部において、教育職員免許状の取得を卒業要件とせず、任意としている課程)の廃止についても述べられました

その前に私の出身でもある新潟大学のゼロ免の状況についてお知らせしたい。

国立大86校のうち新潟大など26校が、2016年度から6年間の教育・研究と運営の指針となる「第3期中期目標・中期計画」に、人文社会科学系学部の組織見直しを盛り込んでいることが20日、分かった。同日の文部科学省国立大学法人評価委員会で素案が示された。新潟大など9校が教員養成系学部のうち、教員免許取得を卒業要件にしない、いわゆる「ゼロ免課程」の廃止を明示した。
 新潟大は、中期目標・中期計画の素案で教育学部のゼロ免課程について、計画期間の2021年度末までに廃止するとした。ゼロ免課程は学習社会ネットワーク、健康スポーツ科学、生活科学、芸術環境創造の4課程を置き、入学定員は計150人。
<新潟大「時期・内容は今後検討」>
 人文社会科学系学部については入学定員を見直し、計画折り返しの18年度までに「地方創生など社会的要請の高い分野を重視した教育研究組織へ再編する」と

した。

とにかく国立大学においてが、「実学」以外の学問、つまり文科系の学科は厳しい状況に追いやられtいるのだ、ゼロ免以外でも多くは定員の削減を迫られている。ここでも越智教授はJASRACの件とからめて究めて適切なコメントを吐いているのだ。

新潟という地方で、ゼロ免の多くの芸術系(音楽、絵画、書道)の学問が国立大学という配下で私立よりが安い学費で勉強できるという意義は大きい。家の事情で地方にとどまらざるを得ない学生もいることでしょう、なんらかの制限のものでの活路が閉ざされてしまう。これは、文化の醸造ということがなくなってしまう。実学だけが学問ではなく、むしろ一見役に立たないようなものが「実学」を支えていることが往々にしてある。

越智教授自身が四国で生まれ育ち、苦学して東京の私立大学の大学院を出られてという背景もみのがせない。

この問題は東京一極集中とも微妙にからんでいるのだ。

 radikoはけっこう使えます。故郷の放送も聴いてみてください。

 タイムフリー機能で1週間前までの番組が聴けますので、ぜひ。

 

 

とくに意味ないですが90年代の音楽は懐かしくて・・・

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